インプラント
インプラント
インプラントとは、失った歯の代わりとしてあごの骨に直接埋め込み、それを土台にして人工の歯を取り付ける治療法のことです。歯科診療に用いられるインプラントは、「デンタルインプラント」と言いますが、近年は歯科におけるインプラント治療が一般的になっています。
歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法です。従来は、歯を失った治療法としてブリッジや入れ歯が一般的でしたが、近年はインプラント治療を希望される患者様が増えています。
当院で使用しているインプラントメーカーは「OSSTEM & HIOSSENN IMPLANT」で、アジア圏でも世界でもその本数シェアで1位を誇る、非常にシェアの高いメーカーの一つです。
生産に関しても高水準の製造を継続するための品質管理システムを敷き、多くの最良質なパーツの生産を可能としています。
また、院長は「OSSTEM IMPLANTマスター専門医」の認定も受けています。
インプラントは、自分自身の歯と同じようにあごの骨の中に埋め込まれているため固いものでも良く噛める。義歯の場合だと、かみ合わせた時の力は自分自身の歯の場合の1/3程度まで低下することが分かっています。
歯を喪失した場合、欠損歯の代わりとなる人口の歯を両隣の歯のかぶせ物と一体つくるブリッジという治療法がありますが、この場合は欠損歯の両隣の歯を削らなければならないのですが、インプラントの場合はその必要がありません。
奥歯の場合、かみ合わせの力は数十キロにもなるのですが、インプラント自体がかみ合わせの力を負担してくれるので、両隣の歯を守ってくれているのです。
自分自身の歯が生えていた時の状態をもっとも近似的に再現できるので違和感が少なく、見た目が自然にできます。
精密な診断により、骨の状態によっては当日に仮歯が入ることも往々にしてあります。遅くても2~4か月で歯が入ります。
日帰りで2~3時間程度の手術が必要になります。
治療費は10割負担になるため、保険治療と比較して高額になります。
※当院では各種クレジット・デンタルローンに対応しております。
詳細は診療案内下部の医療費控除・デンタルローンをご覧ください。
また、お電話などでも、ご気軽にご相談ください。
インプラントを正しく埋入した場合でも、約3%ほどの確率で骨と結合しない場合があります。骨の条件が悪い場合は成功率は下がります。骨とつかなかった場合は、一度除去して、再度埋入するか、別の方法で歯を補うことになります。
1治療前の検討
レントゲン写真や歯周病検査の記録、歯型の模型などをもとに、どの位置に何本インプラントが必要かを検討します。
23Dシミュレーション
CT撮影等を行い、顎の骨がインプラントに適した状態か、どのインプラントをどういった術式で埋入すべきか等をシミュレーションします。
3検査結果を元にカウンセリング
①と②で得た資料とシミュレーションをもとに、インプラントの治療計画を作成し、患者様の希望も聞きながら最適なプランをご提案します。
また、この時点で詳細な料金のお見積もりや、治療にあたっての細かい注意事項をご説明し、患者様の意思の再確認を行います。
4サージカルガイドの作製
必要に応じて、3Dプリンターを用いてサージカルガイドを作成します。サージカルガイドは穴のあいたマウスピースのような装置で、ガイドを用いるとCTシミュレーション上のインプラントの位置・角度を実際の口の中で正確に再現することができます。
5インプラント手術
インプラントを入れる手術を行います。
支えとなる骨が不十分な場合は、他部位の骨や人工骨を移植する術式などを併用することもあります。
手術は1回法と2回法があり、1回法ではインプラントの頭のパーツが歯ぐきから見えている状態で手術を終えますが、2回法の場合は歯ぐきの中にインプラントを埋めてしまって治りを待ちます。
6インプラントと骨の結合
インプラントが周囲の骨と結合するのを待ちます。
患者様の骨の状態にもよりますが、即日~4ヶ月の期間がかかります。
7二次手術(二回法の場合のみ)
歯肉を再度切開して、インプラントの頭出しを行います。
8仮歯の作製
型取りを行い、仮歯(チタンの芯+プラスチック)を取り付けます。
この際に、かみ合わせや舌の違和感、頬を噛むなどといった問題がないかを確認し、調整します。
9被せ物の装着
再度型取りを行い、最終的な人工の歯を取り付けます。
10メンテナンス
清掃方法の指導をさせていただき、定期的なメンテナンスで管理していきます。 当院は特にメンテナンスに力を入れております。 エアフローマスターによるパウダークリーニングや歯肉マッサージなど、是非当院での、気持ちの良いメンテナンスを受けてみられてください。
※インプラントはメンテナンスが重要です。必ず定期的に通院してください。
1インプラント埋入(一次オペ)
抜歯と同時にインプラントを埋入し、必要があれば骨がない部分に骨補填材を入れます。
通常であれば、抜歯をした部位の骨が回復してから再びドリルで穴を開けてインプラントを埋入しますが、抜歯即時インプラントは抜歯のあとを利用してインプラントを埋入しますので、抜歯痕がインプラントの直径より大きい場合などでは、骨がない部分ができることがあります。そういった隙間を、骨補填材で補います。
縫合したら、一次オペは完了です。インプラントと骨が結合するまで、約3ヶ月待ちます。
2土台の取り付け(二次オペ)
インプラントと骨が充分に結合したら、二次オペを行います。
インプラントの上部にセラミック歯(上部構造体)を装着するための土台を取り付け、仮歯をお作りします。
3セラミックの装着
調整を繰り返した仮歯を元にして、上部構造体のセラミック歯をお作りし、土台に装着します。
4抜歯即時インプラント治療の利点
治療期間を大幅に短縮できます。
抜歯をした当日にインプラント埋入手術も行いますので、抜歯後に骨が回復するのを待つための時間を省略することができます。通院の回数も減らすことができますので、お仕事などでお忙しく、通院時間がなかなか取れない方でも気軽にインプラント治療を受けていただけます。
5抜歯即時インプラント治療の欠点
骨や患者様の状態により抜歯即時インプラントを行えない場合があります。
抜歯即時インプラントは高い技術を要しますので、一般的なインプラントより高価になりますので、治療費が高くなってしまいます。
ソケットリフト法とは、上顎の骨の再生手術の術式のひとつで、口腔内から上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り、骨移植や再生療法などで骨造成を誘導する治療法です。上顎臼歯部にインプラント治療を行う際に十分な長さのインプラントを埋入するだけの垂直的な骨の量が得られない場合に行います。
これまでのソケットリフト法は、口腔内からオステオトームという棒状の器具をハンマー(金づち)で激しく叩いて上顎洞底部を持ち上げて隙間を作っていたため、患者様にはハンマーで叩く際に出る音と振動がかなりの恐怖となっておりました。
※従来のソケットリフト法の適応は、一般的にインプラントを埋め込む箇所の垂直的な骨の量が5mm以上ある場合と限られており、垂直的な骨の量が1mmしかないような場合には、外科的負担と費用的負担のより大きいサイナスリフト法(上顎洞挙上術)の選択となっておりました。
ソケットリフト法はインプラントを埋入する穴から上顎洞底部を押し上げますので、頬側の歯肉を剥離して行うサイナスリフト法よりも傷口が小さく、比較的簡便な処置で治療を行えるという利点があります。
しかし、増やせる骨の量がサイナスリフト法よりも限られているため、適応できる症例が限られてしまいます(骨の量の不足が少ない場合に適用)。
CTで撮影したデータおよび患者様の歯型の3Dスキャン・模型をもとに、シュミレーションを行い正確なサージカルガイドを作成します。
こちらのシステムにより侵襲の極力少ない安全な手術が可能となりました。
インプラントの手術をよりに行います。
計画された位置に正確且つ各患者様に適したテンプレートを装着することで、安全にインプラント手術を行うことが可能です。
歯肉を切開することなく、インプラントが入る程度の小さなホールを開ける方法ですので、最小限の痛みと早い回復がのぞめます。
その日に仮歯を入れることができます。(症例による)インプラント手術の当日に天然の歯と同様の仮歯を入れることができます。
13Dによる画像診断
CTにて撮影した3Dデータをもとに、歯肉、骨、神経を総合的に校了した診断が可能なシステムです。
2PCシュミレーション
PCによる「シュミレーション」を元に、インプラントの最適な手術位置を設定し、実際の手術が行うことが可能です。また、それぞれの患者様に最適なテンプレートを製作いたします。
3装着
完成したOne Guideテンプレートをインプラント手術前に口腔内に装着した状態でインプラント手術を開始します。
このことにより、計画した通りの位置で安全に施術が可能となります。
※ガイドシステムをご利用した上で歯肉を切開することがあります。