皆さま、医療ホワイトニングとセルフホワイトニングの違いってご存じでしょうか。
患者様よりよく聞く質問ですので、お答えしたく思います。

医療ホワイトニングは、専門的な歯科治療の一環として行われる歯の美白方法です。一般的には、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によって施術されます。

医療ホワイトニングのプロセスは、以下のようなステップで行われます。

1. 初診と評価: 最初に歯科医師が患者の歯の状態を詳しく評価します。歯の色、健康状態、歯茎の状態などをチェックします。

2. ホワイトニングプランの作成: 患者の希望や予算、歯の状態に基づいて、最適なホワイトニングプランを立てます。これには、どのようなホワイトニング方法を使用するか、どれくらいの回数が必要かなどが含まれます。

3. ホワイトニング治療の実施: 選択されたホワイトニング方法に基づいて、専用のホワイトニング剤を使用して治療を行います。一般的には、過酸化水素やカーバミド過酸化物などの薬剤が使われます。当院では、日本で正式に認可のおりている薬剤を使用しています。

4. 治療のフォローアップ: ホワイトニング治療の後、患者の歯の状態を定期的にフォローアップします。必要に応じて、追加の治療やアドバイスを提供します。

医療ホワイトニングの利点は、以下の通りです

– 専門的な診断とカウンセリングに基づいたカスタマイズされた治療が受けられる。
– 歯科医師が専用のホワイトニング剤を使用し、安全かつ効果的な治療を行う。
– 長期的な効果が期待できる。
– 治療中に歯の健康状態をモニタリングし、必要に応じて適切な対処ができる。

医療ホワイトニングは、自宅での市販品や美容サロンでのホワイトニングと比べて、より高い専門性と安全性が確保されています。

 

セルフホワイトニングは、患者さん自身が市販のホワイトニングキットや歯磨き粉を使用して行っております。施術者が専門家でないため、効果や安全性についてのリスクがあります。

また、歯科ホワイトニングは、専門家が高濃度の過酸化水素や過酸化尿素を使用することができます。これにより、より迅速な効果が得られる場合があります。
セルフホワイトニングの製品は、一般的に低濃度の薬剤用います。これは、使用者が自己処理する場合の安全性を確保するためです。また、よく聞くポリリン酸はステインや着色を落とすもので、基本、本来の歯よりも白くすることはできません。

歯科ホワイトニングは、専門家が患者の歯の状態や希望に応じて、個別にカスタマイズされた施術を提供できます。これにより、最適な結果が得られる可能性がございます。
セルフホワイトニングは、一般的な製品を使用するため、個々の歯の状態やニーズに完全に対応することが難しい場合があります。

歯科ホワイトニングは、専門家が施術を行うため、一般的に費用がかかります。

 

最後に、最近の症例の一つをご紹介します。

非常に満足いただけました。とても嬉しく思います。