子どもの歯並びが心配…矯正はいつ始めるのがベスト?
- 2025年7月17日
- その他
子どもの歯並びが心配…矯正はいつ始めるのがベスト?
「うちの子、歯がガタガタだけど大丈夫かな?」
「矯正って大人になってからでもいいの?」
お子さんの歯並びに関するご相談は、年々増加しています。
特に成長期の子どもは、歯だけでなくあごや顔の骨格も大きく変化する時期。だからこそ、矯正を始める“タイミング”がとても重要になります。
今回は、お子さんの歯並びが気になる保護者の方に向けて、矯正治療を始める最適な時期とその理由について、わかりやすく解説いたします。
■ 子どもの歯並びが悪くなる原因は?
子どもの歯並びが乱れる原因には、さまざまなものがあります。
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指しゃぶりや口呼吸などの習慣
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顎の成長バランスの乱れ(顎が小さい/大きい)
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乳歯の早期喪失
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遺伝による骨格や歯の大きさ
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歯の生える位置や方向の問題
歯並びの乱れは、見た目だけでなく、噛み合わせ・発音・食べる機能・将来のむし歯や歯周病リスクにも影響します。
■ 矯正を始めるベストなタイミングは?
矯正治療は大きく2つの時期に分かれます。
【第1期治療(混合歯列期)】
対象:6~10歳頃(乳歯と永久歯が混在している時期)
この時期の矯正は「骨格のバランスを整える」「歯がきれいに生える土台を作る」ことが目的です。
特に、出っ歯や受け口、顎のズレがあるお子さんは、早期の治療が効果的なことが多く、将来的な矯正の負担を軽減できる場合があります。
【第2期治療(永久歯列期)】
対象:12歳以降(すべて永久歯に生え変わった後)
この時期は、歯並びや咬み合わせを整える本格的な矯正を行います。歯の位置を正確に動かす治療となり、装置も本格的になります。
■ 早く始めたほうがいい場合とは?
以下のようなケースでは、早めの相談をおすすめします。
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前歯が大きく前に出ている(出っ歯)
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下あごが前に出ている(受け口)
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上下の歯が噛み合っていない(開咬)
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乳歯が早く抜けてしまった
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顎が左右どちらかにずれている
これらは成長のコントロールが有効なタイミングでの治療が鍵になります。
■ 矯正は「始める前の相談」が大事です
「いつから始めるか」は、お子さんの歯の生え変わりや成長スピードによって個人差が大きいものです。
そのため、矯正治療は 早期に歯科医院で相談しておくことが大切です。
最適な時期に適切な治療を行えば、無理なく美しい歯並びと正しい噛み合わせを目指せます。
■ まとめ:矯正は“年齢”よりも“状態”が大切!
子どもの矯正治療は、「何歳だから始める」ではなく、その子の歯や顎の状態に合わせてタイミングを見極めることが重要です。
少しでも歯並びに不安がある方は、お気軽に歯科医院へご相談ください。
定期的なチェックを通して、必要なタイミングで無理のない矯正をご提案します。
写真は最近の症例です。プレオルソ(66000円)で、まだ開始一か月ですが、もうすでに効果が出てきています。とても順調で非常に満足いただいております。
もう少し使っていき改善と安定をはかっていきます。